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昨日、選挙は水物と書いた。そこで組織型選挙と草の根型選挙について私の考えを述べてみる。
まず組織型、これは選挙の王道と思われていた。組織型には3種類あると思う。業界・イデオロギー・宗教の3つである。業界は建設、医師会、JA、等自民党支持団体、イデオロギーは共産党、宗教は創価学会に代表される。
草の根は市民団体、勝手連などがかかわってきた。どう考えても組織Vs草の根は組織に軍配が上がりそうである。しかしこの方程式が崩れる場合がある。それが選挙の面白いところだ。
組織型の弊害は上から押し付けられること。これが案外反感を買うことがある。以前私も組織の一員であり組織から給料をもらっており組織を否定しているわけではない。その組織に働くことに誇りを持っていた。しかし選挙になると案外面倒である。上から支持者カードなるものが割り当てで配られ、1枚に5名位の名前と住所、電話番号を書くようになっていてその候補者を支持してもらえる人の名を記入する用紙で10枚くらい割り当てがある。つまり50人集めなくてはならない。名前を書いてもらうには十分説明して支援を訴え記入してもらえ、と説明される。それをもとに票読みの1手段とするらしい。一軒一軒訪問し候補者への支持を呼びかけ直接本人に記入してもらうなどという、くそまじめな人もいたかもしれないが、たいがいは家族の名前親戚など記入して提出していた。それでもまだ目標に達しない場合は電話帳から無作為に探してペンの太さを変えたり書体を変えたりして提出した。そのようなもので真剣に票読みしているのかと思うと滑稽である。いくら組織を固めたといっても投票は無記名であり(投票者の名は書かない)また必ず足を引っ張ってみたいという性格の持ち主がごまんといる。上からの押し付けに反発する。
このへんが業界組織型のアキレス腱でもある。
一方草の根型はだれに言われるわけでもなく、自らが応援したくて行うのであるから上記のような裏切り等は皆無である。また本当に支持するわけだから熱心に運動を広げていく。これが最大の強みであろう。
田中康夫氏が2度目の選挙(議会からの不信任が可決された選挙)の第一声はなんと大都市ではなく長野県最南端の天龍村であった。先日参議院選挙の投票日、テレビ東京の選挙特番は昨年の総選挙の特番で話題をさらった池上彰が司会を務め興味深く見守った。その中で自民党の小泉進次郎氏の選挙戦を密着したVTRが流れた。池上がなぜ四国の小さな島で遊説するのかインタビューしていた。小泉氏は「大勢の人に訴えるなら確かに新宿とか大都市が効果的だが、聞いている人はすぐに忘れるでしょう。小さな島に来て訴えればそこの住民は一生忘れないでしょう」と答えていた。
正に田中康夫氏の戦法はこれであり、出直し選挙でも圧勝したのは覚えているでしょう。
【結論】やっぱり選挙は水物だ。
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我が富士見町町長選挙が来週6日に告示される。現職町長と元町議会議長の2人が立候補を表明している。
つい先日の地元紙「信濃毎日新聞」によると、現職は町内全域に後援会組織を広げている。一方新人は全町的な後援会組織は設けず、草の根型の活動を目指している、と書かれていた。組織型選挙と草の根型選挙。10年以上前は組織を固める選挙が圧倒的に強かったと思うが、それが崩れ始めたのは田中康夫氏が長野県知事に当選した選挙あたりかな。それまで長野県は戦後3人しか知事が変わっていなかった。その3人目の吉村午良知事が引退を決め後継者に吉村氏の側近で副知事の池田典隆氏が当然のごとく浮上した。保守王国長野で知事選といえば、現職知事対共産党候補という構図でオール与党をバックにした現職の圧勝で再選を重ねてきた。今度の知事選も後継者、池田氏の当確間違いなし、と言われていた。結果はご存じのとおり田中康夫氏が池田副知事に11万票の差をつけ当選した。池田陣営は「保守的な長野に浮動票は少ない」とタカをくくっていた。後援会組織は県下120市町村にくまなく張りめぐらされており首長が後援会長を務めていた支部もあった。更にはあらゆる業界団体が後援会を組織する。この盤石な体制を田中康夫は打ち砕いたのであった。まさに組織型選挙の終焉を印象付ける出来事であった。
今回の町長選、大方の見方は現職優位という感じだろうか。しかし選挙は水物、8月11日に審判が下る。
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プロフィール

加々見保樹

Author:加々見保樹
山梨県との県境、長野県富士見町葛窪の住人
現在富士見町議会議員です。

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